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①「毎日の日課」「週単位の日課」「月単位にあらわれる日課」「不規則にあらわれる日課」
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日課の性質を分析することは重要なことです。「毎日」行なうことなのか、「週単位」で行なうことなのか、「月ごと」に行なうことなのかなどを明確にします。それによって、行なう時間(帯)、それに要する時間及び支援内容が決められます。
例:毎日…食事をする 週や月…お風呂に入る 不規則…季節の行事に参加する
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②「一人で出来る日課」「介護や看護を必要とする日課」
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例:一人で出来る日課…テレビを観る
介護を必要とする日課…入浴(特浴)のサービスを受ける
看護を必要とする日課…健診を受ける
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③「本人の希望がかなう日課」「他人の都合や使用する設備などにより決まる日課」
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本人が希望すると「かなう日課」と他人の都合などにより自分の希望だけでは「かなわない日課」があります。回診や通院やリハビリなど看護的日課などがそれにあたります。また、ユニットと言えどもサービスする側の体制の問題も存在します。10人(標準的ユニット単位)の人が同じサービスを同時に希望すると、それに沿えないケースが出てきます。人的制約は臨時要員で補えますが、物理的制約(入浴)などはおのずと調整が必要になります。
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④「本人の希望するリズムの日課」「標準的生活リズムの日課」
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本人の希望を優先することは「24時間シート」の基本です。しかしながら人間本来持っている・夜が明けたら起きる・夜が更けたら寝る・3度の食事をより適度な間隔で食する、と言った「標準的生活リズム」と「本人が希望する生活リズム」を比較検討することは重要なことです。当然のことながら決して一律にすると言うことではありません。
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